レズビアンで行こう!

LGBT、双極性障害、教育、特別支援教育、母子家庭育ち

カミングアウトについて

 

 皆さんはカミングアウトについて、どのようにお考えですか?

 

 

 社会的にカミングアウトしてオープンにしたい方

 

 

 親しい友人、知人にだけカミングアウトしたい方

 

 

 親にカミングアウトしたい方、逆に親にはできない方

 

 

 カミングアウトせずに生きることを選ぶ方

 

 

 様々な考え方がありますよね。

 

 

 私は、母子家庭育ちなので母親、親友、一生付き合いたいと思う人たちには、本当の自分を知っていてもらいたいし、嘘もつきたくないので、カミングアウトしました。したい相手にはもうしたので、これからカミングアウトすることはないでしょう。

 

 

 親友、その他に私がカミングアウトしたいと思った人たちは、すんなりと受け入れてくれました。嬉しかったのは「結局、月花は月花だからそれでいい。」という言葉でした。やはりカミングアウトするのは勇気がいるものなので、心から救われた気持ちでした。

 

 

 母はというと、中学生・高校生になっても彼氏どころか男の子の話をしない私に、「月花は勉強もスポーツも男の子に負けないくらいできるし、カッコいいと思える男の子にまだ出会っていないんだよ。」と言っていたことを覚えています。なので、学生のときはとてもじゃないが母には言えないと思っていました。

 

 

 母にカミングアウトできたのは、うつ病を発症して休職中のことでした。「私の恋愛対象は女性なので私は同性愛者です。だから結婚もしないし、子どもも産まない。孫の顔見せてあげられなくてごめんね。」と伝えました。

 

 

 母は「なんとなくはそうかなとは思っていたけれど、あんたの親だから多少はわかるよ。月花がそうであることはわかった。でも、完全には理解できない。お母さんはそういう気持ちがわからないから。あと、結婚とかそんなことはどうでもよくて、あんたが病気をよくして楽しく幸せに生きてくれればそれでいい。」と答えてくれました。十分だ、ありがたいと思いました。

 

 

 私はカミングアウト成功例だと思います。カミングアウトすることで辛い思いをされた方もたくさんいらっしゃることでしょう。でも、「カミングアウトをした」その勇気に自信をもちたいですね。

 

 

 友人が、職場の同僚が、親戚が、お子さんが、LGBTかもしれないと感じていらっしゃる方もいるかもしれません。どうか、見守ってください。心の中にずけずけと入っていかないでください。もし、相手があなたに何かを打ち明けたがっていたら寄り添ってあげてください。そして、もしカミングアウトされたら優しい気持ちで受け止めてあげてください。LGBTである前に、その人はその人だから。ちゃんとその人がどんな人なのか考えてください。あなたにカミングアウトしたということは、その人はあなたに認めてもらいたいと勇気を振り絞ったということですから。どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 参考までに本を紹介します。もしよろしければ、読んでみていただける嬉しく思います。