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双極性障害 闘病スタート!

 私がうつ病と診断されたのは、教員生活5年目のことでした。

 

 

 教員になってからは、同僚、子どもたち、保護者の皆様に恵まれ、順風満帆に仕事をし、子どもたちの成長を嬉しく思いながら、毎日充実していて楽しく過ごしていました。

 

 


 しかし、4年目の後半です。一気に私に逆風が吹いてきました。当時5年生を担任していましたが、発達障害の子や、そのグレーゾーンの子、どんなに調べても、どんなに注意深く観察してもいじめられていないのにいじめられていると言い張る子、家庭内の問題で荒んでいく子・・・そして、お決まりのモンスターペアレントが出てきて、その対応で私は疲弊していきました。

 

 


 それらの対応に追われるうちに、他の児童のことが後回しになり、随分と可哀想な思いをさせたと思います。こうして私の学級は少しずつ傾いていきました。そして私の原因不明の体調不良が始まりました。眠れない。頭痛。腹痛。吐き気。動悸。それらを耐えながら私は出勤していました。

 

 


 何とかその年度を乗り越えて、その学級を持ち上がり6年生がスタートしました。でも、傾いた船を立て直すことはできず、ここで初めて学年の先生方や教頭に現状を報告し、相談しました。今思えば、もっと早く相談していれば何かが違ったはずなのに、当時の私は、自分の力で学級を上手くまとめられないのは恥だと感じていました。

 

 


 相談してほっとしたのか、翌朝、ベッドから起き上がれなくなりました。お休みをもらって、一人暮らしだった私は母に連絡し、病院へ連れて行ってもらいました。内科を受診しても特に悪いところはなく、胃カメラも飲みましたが、結果は正常。でも、体調不良は続くので学校に連絡して病気休暇扱いにしてもらい、意を決して心療内科を探し、一番早く予約が取れたクリニックを受診しました。年配の男の先生でしたがとても話しやすく相性が良かったです。

 


 先生が下した診断は「うつ病 1年の休養を要する」というものでした。まさか自分がメンタル面の病気になるなんて思ってもみなかったので落ち込みましたが、同時にしばらく仕事を休んでいいんだと安堵したことも、鮮明に覚えています。

 


 こうして、まずは「うつ病」と診断された私の闘病生活が始まりました。

 

 

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